
「月3万円でEC全部お任せ」に飛びついたら、3ヶ月で何も変わっていなかった——。そんな経験、もしくは周りで聞いたことはないですか?
EC代行の失敗は、実は価格よりも「選び方」に問題があることが多いんです。今回は、安いEC代行に頼んでしまう理由と、本当に成果が出るパートナーを見つけるための視点をお伝えします。
これはフィクションですが、現場でよく聞くリアルな声です。
「毎月レポートは来るんですけど、売上は全然変わらなくて。何をやってくれてるのかよく分からないんですよね」
「担当さんが毎月変わって、引き継ぎが全くない。また最初から説明し直しで、時間も精神力も消耗します」
「こちらがお願いしたことはやってくれるんですが、向こうから提案が来たことは一度もないんです」
「成果が出なくても解約できなくて……違約金が怖くて、ズルズル続けてしまいました」
どれも「安さ」を入口に選んで、後悔したケースです。もちろん全部の安い代行が悪いわけじゃないんですが、失敗の構造には共通点があるんです。
「安い=悪い」ではないですし、低価格でも誠実にやっている会社はあります。ただ、なぜ安いのか、その理由を理解しておくことはとても大切なんです。
月3〜5万円でフルサポートを謳う代行は、必然的に多数のクライアントを同時に抱えることになります。1社あたりに使える時間は、月10〜15時間程度になることも珍しくないんです。
その時間内でできることは限られていて、戦略を立てる・深く考える余裕がなくなります。結果として「こなすだけ」の作業になってしまうんですよね。
低価格案件にシニアのマーケターをアサインすると、人件費でコストが合いません。自然と、経験が浅いスタッフが担当になるケースが増えます。
「何かを任せたい」ではなく「一緒に考えてほしい」という期待がある場合、この点は特に注意が必要です。
戦略を考える、競合を分析する、KPIを再設定する——これらは全部「考える時間」が必要な作業です。でも低価格で多くのクライアントを抱える構造では、この「考える時間」こそが最初に削られるんです。
「言われたことをやる」だけのEC代行と、「一緒に考えてくれる」パートナーの違いは、ここにあると思っています。
また、こうした費用感については EC・楽天運用代行の費用相場まとめ も参考にしてみてください。
では実際に、どうやって見分けるのか。私たちが支援先を選ぶ際に意識している視点を表にまとめてみました。
| 視点 | 良いEC代行 | 要注意なEC代行 |
|---|---|---|
| 提案スタイル | なぜこの施策か説明してくれる | 作業内容の報告だけ |
| 担当者 | 同じ人が継続担当 | 毎月変わる・窓口だけの人 |
| 数字の扱い | KPIを一緒に設定・追う | 売上以外の数字を追わない |
| コミュニケーション | 週次〜隔週で状況共有 | 月1レポートのみ |
| 契約 | 月次・いつでも解約OK | 長期縛り・解約手数料あり |
| 実績 | 具体的な改善事例を見せてくれる | 「実績多数」だけで詳細なし |
※ 「要注意」はすぐNGというわけではなく、確認すべきポイントです。
特に注目してほしいのは「担当者」と「コミュニケーション頻度」のところです。継続担当がいるかどうかで、積み上げられる知見がまったく違ってくるんですよね。
初回の商談で、遠慮なく聞いてみてください。誠実な代行会社なら、きちんと答えてくれるはずです。
特に「2」と「5」は、意外と聞きにくいけど一番大事な質問です。月に何時間使ってくれるかで、実際にできることのボリュームが分かりますし、解約の条件は「縛り」の有無を直接確認できます。
「答えをはぐらかされた」「数字を言ってくれなかった」という場合は、それ自体がひとつのシグナルかもしれません。
外注がうまくいかない理由についてはこちらも参考になります。外注したのに、なぜうまくいかないのかにもまとめていますので、あわせて読んでみてください。
「月3万円で全部お任せ」は、現実的にはかなり難しい話です。その価格でフルサポートが実現できるなら、どこかに無理がかかっているはずなんです。
選ぶ基準のまとめ
一緒に考えてくれる会社かどうか——それが、一番大切な選び方の軸だと感じています。
「ちょっと相談してみようかな」と思ったら、縛りなし・月次契約ですぐに話せます。まず話だけ聞いてみる、でも大丈夫ですよ。
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