
「EC運用を外注したいけど、どれくらいかかるの?」——これ、最初に調べようとしてもなかなか情報が出てこないんですよね。「お問い合わせください」ばかりで相場感がつかめない。今日はそこをちゃんとお伝えしたいと思います。
まず大前提として、EC運用代行の料金は大きく3つの体系に分かれています。どのタイプを選ぶかで、費用対効果が全然変わってくるので、ここはしっかり押さえておいてほしいポイントです。
| 料金タイプ | 相場 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 月額固定型 | 3万〜30万円/月 | 継続的に運用改善したい |
| 成果報酬型 | 売上の5〜15% | 初期費用を抑えたい・成果連動にしたい |
| スポット型(単発) | 5万〜50万円/件 | 特定の課題だけ解決したい |
それぞれの特徴をもう少し詳しく見ていきましょう。
月額固定型は、毎月決まった金額で継続的にサポートを受けられる形式です。予算が読みやすく、長期的な改善に向いています。ただし、成果が出るまでにある程度の時間がかかることが多いので、「3ヶ月以内に絶対に結果を出してほしい」という急ぎのケースには向かないこともあります。
成果報酬型は、売上が上がった分だけ費用が発生するモデルなので、「初期費用を抑えたい」「結果が出てから払いたい」という方に人気です。ただし、落とし穴があります。売上が月1,000万円になったとき、報酬率10%なら100万円の費用が発生するわけです。売上が伸びるほど支払いも増える、という点は事前に試算しておいた方がいいですよ。
スポット型は、「商品ページをリニューアルしたい」「広告設定だけ見てほしい」など、特定の課題に絞って依頼できる形式です。継続契約に不安がある場合や、まず一度試してみたい場合にも使いやすい選択肢です。
楽天市場の運用代行の費用は、依頼する内容の幅によって大きく変わります。私たちがよく見るケースで言うと、こんな感じの料金帯になっています。
| 支援レベル | 月額費用 | 含まれる内容 |
|---|---|---|
| ライト(月2〜4回の作業) | 3万〜8万円 | SEOチェック・レポート提供 |
| スタンダード | 8万〜20万円 | SEO改善・RPP広告・商品ページ改善 |
| フル支援 | 20万〜40万円 | 上記+ページ制作・販促企画・定例MTG |
ここで一つ、混同しやすいポイントを押さえておいてください。楽天市場には「楽天コンサルタント」という存在がいますが、これは楽天本体の社員です。店舗開設後に担当がつくケースがありますが、基本的には楽天の商品・イベントへの参加を促す立場で、細かい改善作業は行いません。
一方、EC代行会社は外部のプロフェッショナルです。SEOチェック・広告最適化・ページ改善・販促企画など、実際の作業を担います。「楽天コンサルが付いているのに成果が出ない」という場合、EC代行会社への依頼が解決策になることがあります。
楽天市場の運用代行については、ECコンサルの費用ガイドでさらに詳しくまとめていますので、合わせてご確認ください。
Amazonの運用代行は、楽天と少し構造が異なります。大きな違いは、「広告費が別途かかりやすい」という点です。
| 支援内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 出品・ページ作成(初期) | 10万〜30万円(スポット) |
| 広告(SP/SD)運用代行 | 月5万〜20万円 |
| 総合運用(ページ+広告+在庫) | 月15万〜40万円 |
Amazonの広告(スポンサープロダクト広告・スポンサーディスプレイ広告)は、楽天のRPP広告と同様に実費が発生しますが、Amazonの方が競合が多く、入札単価が高くなりやすい傾向があります。代行費用に加えて広告費が月10万〜30万円かかるケースも珍しくないので、トータルのコストで考えることが重要です。
また、Amazonは初期の出品設定・ページ作成が複雑なため、「最初だけスポットで依頼して、その後は自社運用」というハイブリッド活用も選択肢のひとつです。
SNS運用代行の費用は、「動画制作が含まれるかどうか」で大きく変わってきます。特にTikTokは動画制作が前提になるため、他のSNSと比べて費用が高めになりやすいです。
| プラットフォーム | 費用目安 | 投稿本数目安 |
|---|---|---|
| 月5万〜20万円 | 週3〜7投稿 | |
| TikTok | 月8万〜25万円 | 週3〜5投稿(動画制作含む) |
| X(Twitter) | 月3万〜15万円 | 週5〜14投稿 |
| 複数SNS一括 | 月15万〜40万円 | 各SNS週3本以上 |
費用の幅が広いのは、投稿の質(撮影・編集・企画の深さ)によって全然違うからです。「月5万円のInstagram運用代行」と「月20万円のInstagram運用代行」では、提供される内容が根本的に異なります。安いプランはテキスト投稿中心・画像は既存素材の流用が多く、高いプランはオリジナル撮影・ストーリーズ・リール込みというケースが多いです。
SNSとECを連携させた集客の実際については、外注したのに、なぜうまくいかないのかという記事でも触れていますので、ぜひあわせてお読みください。
「予算はあるけど、何を依頼できるのか分からない」という方向けに、月額予算ごとの目安をまとめました。
| 月額予算 | 期待できる支援内容 |
|---|---|
| 〜5万円 | レポート提供・アドバイス中心(コンサルに近い) |
| 5万〜15万円 | 一部作業代行(SEO・広告のどちらか) |
| 15万〜30万円 | 楽天またはAmazonのフル運用 |
| 30万円〜 | 複数モール or SNS込みの総合支援 |
「月3万円でEC運用を全部お任せ」は、正直なところかなり難しいです。その価格帯では、定期的なレポートと簡単なアドバイスが限界で、実際の作業(ページ制作・広告運用・メルマガ等)は含まれないケースがほとんどです。「安くお願いしたら何もしてくれなかった」というトラブルの背景には、こういった期待値のズレがあることが多いんですよね。
一方、月30万円以上になってくると、楽天・Amazon・SNSを総合的に支援できる体制が組めるようになります。複数の担当者がチームでサポートする形式が多く、PDCAのスピードも速くなります。
EC・楽天運用代行の費用相場についてまとめてきました。最後に、一番大事なポイントをお伝えします。
「費用感は分かったけど、自分の店舗の場合はどうなんだろう?」——そういうときは、ぜひ一度ざっくり相談してみてください。予算に合わせてできることをご提案します。縛りなし・月次契約で対応しています。
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