EC戦略 2026.07.07 TWELVE

Amazon Prime Day 2026|楽天EC担当者が今すぐやるべき7つの対抗策

Amazon Prime Day 2026 楽天EC担当者の対抗策

毎年7月にやってくるAmazon Prime Day。売上データを見れば、Prime Day期間中に楽天のアクセスが一時的に落ちることは数字でも確認できます。でも、ここで重要なのは「Amazonに対抗する」ことではなく、「Prime Dayという波をどう使うか」なんです。前後の仕込みと逆張り施策を組み合わせれば、むしろ楽天にとってのチャンス期間に変えられます。

Prime Day 2026の規模感と楽天への影響

Amazon Prime Dayは2015年にスタートし、今や世界最大規模のECセールイベントに成長しました。日本では毎年7月に2日間(48時間)開催され、Amazon内だけでなく日本のEC市場全体の購買行動に影響を与えています。

2025年の実績では、世界全体でのPrime Day売上は220億ドル(約3.2兆円)を超えました。日本でも家電・日用品・ファッションを中心に大きく動いており、「普段は高くて買えないもの」を一気に購入する消費行動が顕著です。

項目数値・概要
開催期間約48時間(年1回・7月中旬)
対象Amazonプライム会員(日本:約3,000万人超・出典:Amazon公式)
特に動く商品家電・日用品・ファッション・食品
楽天への影響Prime Day期間中はアクセス数が一時的に減少する傾向

ただし「Amazonにはかなわない」と諦めるのは早いです。Prime Dayが持つ特性をよく理解すると、楽天EC担当者にとっての「使いどころ」が見えてきます。

Prime Day期間中に「流れるユーザー」と「残るユーザー」

Prime Dayの影響を正確に把握するには、「どのユーザーが何のためにAmazonに流れるのか」を理解することが大切です。

弊社のクライアントデータ(複数店舗・匿名化)を分析すると、Prime Day期間中に購買が落ちるのは主にこのカテゴリです:

逆に、Prime Day期間中でも楽天で購買が落ちにくいカテゴリがあります:

つまり「Amazonで買えるコモディティ商品」は流れ、「楽天でしか買えない体験・こだわり商品」は残るんです。この区分けがPrime Day対策の起点になります。

自店の商品ラインナップを「Amazonで代替できるか?」という視点で仕分けしてみると、対策の優先順位が見えてきます。

Prime Day前の2週間でやるべき3つの仕込み

Prime Day前の2週間は最も重要な「仕込み期間」です。この時期の準備次第で、Prime Day後の売上回復の速さが変わります。

① RPP入札を「ブランドKW」に寄せる

Prime Day前後は「安さ」を訴求した広告(価格訴求KW)のCPCが上昇しやすい傾向があります。競合も「Prime Dayに対抗しなければ」と焦って入札を上げるからです。この時期、無理に価格競争KWで戦うのは費用対効果が下がりやすいです。

おすすめは、ブランド名・素材・産地・特徴など「自店にしか出せないKW」に入札を集中させること。価格で勝負するのではなく「これが欲しい」と思っているユーザーに直接届ける戦略です。RPPの具体的な運用方法は楽天RPP完全ガイドもご参照ください。

② レビュー依頼を集中強化する

「購入から7日以内」の自動レビュー依頼メールをPrime Day前の2週間で集中的に回収しましょう。レビュー数・評点は検索順位に影響します。Prime Day後に検索が戻ってきたときの「見え方」をよくしておくことが大事です。

③ 「Prime Day対抗セール」を仕込む

Prime Day期間中あるいは直後に「楽天限定セール」を設定しておくのが有効です。Amazonを見ていたユーザーが「楽天はどうだろう」と戻ってくるタイミングを逃さないようにします。ただし「Amazonより安い」の訴求は価格競争の泥沼に入るリスクがあります。「楽天でしか使えないクーポン」や「ポイント10倍」など、楽天ユーザーの心理に響く設計が効果的です。

Prime Day期間中に使える「並走」戦術5選

Prime Dayが始まったからといって広告をゼロにする必要はありません。むしろPrime Day期間中だからこそ効く施策があります。

施策ポイント効果
① メルマガ配信購入済みユーザーに「楽天限定クーポン配布」を告知既存顧客のリピート促進
② 対抗バナー掲出「今だけ特別価格」「楽天ポイント10倍」で訴求新規流入の受け皿
③ SNS投稿強化商品の使用シーン・こだわりポイントを1日1投稿ブランド認知の下地づくり
④ お気に入り登録促進「次の楽天SSでまとめ買い」へ誘導するバナー追加将来の売上を今から確保
⑤ ポイント訴求コンテンツ楽天ならではのポイント倍率を改めて訴求楽天ユーザー心理に響く

特に①のメルマガは即効性があります。「Prime Dayよりうちがお得」ではなく「いつもご利用ありがとうございます。今日だけのクーポンです」という、既存ファンへの感謝メッセージ的なアプローチが開封率を高めます。

③のSNS投稿は一見「遠回り」に見えますが、Prime Day後の購買再開タイミングで「最近よく見るあの店」として想起してもらえる布石になります。

Prime Day後の「逆張り」が最大の収穫期

実は、Prime Day後の1〜2週間が楽天EC担当者にとって最大のチャンス期間なんです。

Prime Dayで大量購入した消費者には「衝動買いの反動」が来ます。「本当に必要なものを、信頼できる店で買いたい」という心理が強くなるタイミングです。

① 「定番商品」の露出を増やす

クーポン・セールではなく「定番・ベストセラー」として安定した品質を訴求します。「うちが一番信頼できる」というメッセージが、Prime Day後の疲れた購買心理に刺さります。

② レビューを全面に出す

「購入者さまの声」を商品ページ上部に配置し直します。Prime Day後の心理は「口コミで安心したい」状態なので、レビューの信頼性が刺さりやすいです。具体的なレビュー活用方法は楽天レビュー戦略ガイドを参考にしてください。

③ 「次回購入」の仕込みクーポン

直近で購入したユーザーへ「次回30日以内に使えるクーポン」を配布します。Prime Day後の購買意欲が高い状態で「次に買う店」として登録させます。

④ 「商品ストーリー」を強化する

Amazon商品ページとの最大の差別化ポイントがここです。「なぜこの商品を作ったか」「どんな思いで届けているか」というストーリーコンテンツを強化します。Amazonでは表現しきれない物語で、ファンを育てます。

Amazon二刀流を検討すべき店舗タイプ

Prime Day対策を考えるとき「Amazonにも出品すべきか」という問いが出てくることがあります。

結論から言うとカテゴリ・価格帯次第です。

店舗タイプ二刀流の有効性判断基準
日用品・消耗品系高いAmazonでの露出→楽天ではブランド深堀りへの誘導
こだわり・D2C系中程度Amazonで認知獲得→楽天でブランドストーリー展開
高額・一点もの系低い信頼関係構築が必要な商品はAmazonに不向き
食品・グルメ系低〜中鮮度・安心感訴求は楽天の方が伝わりやすい

二刀流を検討するなら「AmazonはECデビューの場所、楽天はファンを深める場所」という位置付けが機能しやすいです。Prime Dayで初めて購入したユーザーを楽天のファンコミュニティへ引き込む設計ができると、中長期的な売上が安定します。

Amazonと楽天の特性比較についてはAmazon EC売上ガイド2026もあわせて参考にしてみてください。

Prime Day対策を「一過性の対応」にしないために

最後に、一番大切な視点をお伝えします。

Prime Day対策を「毎年7月の一過性イベント対応」として捉えるのと「ブランド力を測るバロメーター」として捉えるのでは、積み上がるものが全然違います。

Prime Day期間中でも売上が落ちない店舗には共通点があります。それは「Amazonでは手に入らない価値を持っている」という明確な差別化です。

価格で戦うのは長続きしません。でも自分たちの商品・サービスの独自性を磨き続ければ、Prime Dayは「ブランドの強さを確認できる機会」に変わります。

弊社では38社以上のEC支援実績から「モールに依存しないブランド育成」を一緒に設計しています。Prime Day後の売上回復が思ったより遅い、Amazonとの差別化に悩んでいる、という方はぜひご相談ください。

※当社の支援実績の一例です。成果を保証するものではなく、効果には個人差・店舗差があります。

SNSとECの課題、私たちが一緒に解決します。
金額自由。期間自由。縛りなし。

実行チームに相談する
← COLUMNに戻る
まず、話だけでいい。

ECのこと、SNSのこと、どこから手をつければいいかわからないこと。
なんでも聞いてください。

無料相談する サービスを見る

あなたのECショップ、無料診断してみませんか?

10の質問に答えるだけ。スコアと課題が一目でわかる
完全無料のEC診断ツールです。

10問
QUESTIONS
約2分
TIME
無料
FREE
今すぐ診断する(無料)→
登録不要・売り込みなし