
この記事の内容
「RPP広告費を増やしたのに売上が伸びない」——こんな状況に陥っているとしたら、原因は広告ではなく商品ページにある可能性が高いです。楽天市場でのCVR(購入転換率)は平均0.5〜1.5%程度と言われています。これが2.0%になるだけで、同じ広告費で売上が2倍になる計算です。この記事では商品ページのどこを改善するとCVRが上がるのか、10のポイントに絞ってお伝えします。
楽天管理画面のアクセス分析を見ると、訪問者数は多いのに購入率が低いページが見つかることがあります。その原因を大きく分類すると3つです。
| 原因分類 | 具体的な問題 | 改善難易度 |
|---|---|---|
| 第一印象の問題 | 画像が古い・サムネイルで差別化できていない・タイトルが検索意図とズレている | 低〜中 |
| 情報不足の問題 | スペック・サイズ感・使用シーンが伝わらない・「なぜこれを選ぶのか」が書いていない | 中 |
| 不安の問題 | レビューが少ない・返品交換ポリシーが不明確・「本当に届くのか」という不信感 | 中〜高 |
多くの場合、第一印象の問題を解決するだけでもCVRが改善されます。検索結果で目に入る「サムネイル画像とタイトル」がユーザーの最初のフィルタリングになるからです。
弊社で支援したA店(ファッション雑貨・匿名)では、改善前CVR 0.5%だった主力商品が、改善後4か月でCVR 2.1%まで上がりました。変えたのは次の3点です。
原価も価格も変えずにCVRが4倍になったことで、広告費の費用対効果も大幅に改善されました。
※当社の支援実績の一例です。成果を保証するものではなく、効果には個人差・店舗差があります。
楽天の商品サムネイルは白背景の商品単体写真が多いですが、これでは「どんな場面で使うのか」が伝わりません。人気店のサムネイルを見ると、白背景だけでなく「使っている場面」や「置いてある空間」の写真を複数枚用意しているケースが目立ちます。
サムネイルで意識すべきポイント:
楽天の商品タイトルは最大127文字ですが、検索結果で表示されるのは最初の40〜50文字です。ここで「この商品、自分が探していたものだ」と思わせることが重要です。
有効なタイトル構成:
【特徴・サイズ感・シーン】 商品名 素材・スペック
例:「【A4対応・軽量240g】本革トートバッグ 通勤 牛革 レディース 茶色」
「A4対応」「軽量240g」という具体的な数値が、検索者の「これが欲しかった」という気持ちに響きます。
楽天の商品画像に文字を入れているケースは多いですが、情報を詰め込みすぎると読まれなくなります。メイン画像の文字は「一番伝えたい1つの強み」だけに絞りましょう。
なお、楽天市場の商品メイン画像はテキスト面積20%以内というガイドラインがあります。テキストを入れすぎると違反になるリスクもあります。
商品ページの説明文を上から全部読む購入者は多くありません。最初の200字で「なぜこれを選ぶべきか」を伝えきることが重要です。
冒頭200字の構成例:
「いらっしゃいませ」「当店の商品ページへようこそ」から始まる説明文は、今すぐ書き直すことをおすすめします。
通販での購入をためらわせる最大の理由が「実際のサイズ感がつかめない」です。次の複数の方法でサイズ感を伝えましょう:
カラーバリエーション・サイズバリエーションがある商品は、選ぶ際の基準が分かりにくくて離脱するケースがあります。「Sサイズ→体重45kg以下の方向け」「ベージュ→ナチュラルコーデに」のように比較表で選びやすくします。
「多くのお客様に選ばれています」という抽象的な表現より、「一人暮らしを始める20代女性に選ばれています」という具体的なターゲット表現の方がCVRが高い傾向があります。「これは私のための商品だ」という感覚を作ることが大事です。
レビューは商品ページの下部にあることが多いですが、CVRへの影響力は非常に高いです。特に「実際に使ってみてよかった点」の具体的なコメントを説明文内で引用する(「レビュー ★★★★★ 『思ったより軽くて助かりました』」)と、購入背中押し効果があります。
レビュー件数が少ない場合は、購入者へのフォローメール改善でレビュー回収率を上げることが先決です。レビュー戦略の詳細は楽天レビュー獲得戦略ガイドをご参照ください。
商品購入後の生活がどう変わるかをイメージさせるコンテンツが有効です。「これを買ったらどんな毎日になるか」を写真と文章で表現します。Before / After形式や「こんなシーンで使えます」のシチュエーション別紹介が効果的です。
購入直前でためらわせる「不安」を解消する要素を入れましょう:
「買えるけど買わない」状態を「買う」に変えるためには、不安解消の要素が欠かせません。
楽天市場のアクセスの70〜80%はスマホからです。PCページをそのままスマホで見せると離脱率が高くなります。
| スマホ特有の問題 | 改善策 |
|---|---|
| 文字が小さくて読みにくい | 1段落を3〜4行以内に短く・フォントサイズ最低14px |
| 画像が小さい | スマホでも横幅いっぱいに画像を表示する設定 |
| カートボタンが見つからない | スクロールしても常にカートボタンが見える固定表示 |
| 横スクロールが必要 | テーブル・画像の横幅を画面幅に合わせる |
スマホ商品ページのCVR改善についてはモバイルページのCVR改善ガイドも参考にしてください。
10のポイントを一度に全部改善しようとすると途方に暮れます。まずは「どのポイントから着手するか」の優先順位をつけましょう。
おすすめの順番はこうです:
この5ステップだけで、多くの場合CVRの改善を実感できます。全10ポイントの改善は並行して少しずつ進めていきましょう。
商品ページの改善と合わせて楽天商品ページの転換率改善テクニックもあわせてご覧ください。さらに踏み込んだノウハウをまとめています。
商品ページ改善・RPP広告最適化・ブランディング強化——うちのチームが現場で一体で動きます。「自分の店のページを一度プロに見てほしい」という方は、お気軽にご相談ください。
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