
楽天のコンサルは大きく2種類あります。楽天市場が提供する公式のECコンサルタントと、外部のEC支援会社です。前者は出店プランに紐づいて担当がつき、モール全体の傾向やRMSのデータをもとにした提案が中心になります。後者は個別契約で、ページ制作・広告運用・価格や在庫の設計まで実作業を請け負う範囲が広いのが特徴です。
費用は支援範囲と月の稼働量で決まるため、相場の金額だけを比べても判断材料になりません。確認したいのは3点で、①提案する人と手を動かす人が同じか、②レポートだけか実作業まで含むのか、③契約期間・解約条件と成果の定義です。売上規模が小さいうちは全部を任せるより、広告かページのどちらか一点に絞って依頼したほうが、費用対効果を見極めやすくなります。
売上が思うように伸びない時期って、社内だけで抱え込むほど視界が狭くなっていきますよね。広告の予算配分もページの改善順序も、判断材料が足りないまま決めている感覚が続くと、正直しんどいと思います。だからこそ「誰かに見てもらいたい」という気持ちが出てくるのは、とても自然なことなんです。
この記事では、楽天のコンサルを検討し始めた段階で知っておきたいことを、私たちが現場で見てきた範囲で整理しています。費用のとらえ方、契約前に確認しておきたい項目、依頼した後に「思っていたのと違った」となりやすいパターンまで。まずは、混同されがちなところから順番にほどいていきますね。
「楽天にECコンサルタントがいるって聞いたけど、外部のコンサルと何が違うの?」——これ、すごくよくある疑問です。
実は楽天には公式のECコンサルタントが店舗に担当者としてつきます。でも「全然役に立たない」という声も少なくないんです。一方で外部のコンサル会社も様々で、費用も効果もピンキリ。今回は、この混乱を整理します。
楽天市場に出店すると、楽天グループ社員の「ECコンサルタント」が担当につきます。基本的にはこの担当者と連絡を取りながら店舗運営を進めることになるんですが……実情はこうです。
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 楽天への月額費用に含まれる(無料) |
| 担当者のスキル差 | 非常に大きい。知識豊富な担当 vs ルーティン連絡だけの担当 |
| 主な役割 | セール参加の案内・楽天施策の提案・基本的な数値共有 |
| 限界 | 複数店舗を担当しており、個別の深い改善提案は難しい |
| 売上への直結度 | 担当者による。「ほぼ接触なし」という店舗も多い |
楽天公式コンサルは「楽天のルールやセール情報を教えてもらう存在」と割り切るのが現実的です。「このコンサルさんがいれば売上が上がる」とは期待しないほうがいいかもしれません。
外部コンサル会社は大きく「コンサルのみ」と「運用代行込み」に分かれます。費用感も変わりますよね。
| サービス種別 | 費用相場 | 内容 |
|---|---|---|
| コンサルのみ(アドバイス型) | 月額3〜15万円 | 月1〜2回の打ち合わせ・課題指摘・施策提案 |
| コンサル+一部代行 | 月額10〜25万円 | 提案+広告・ページ等の一部実作業 |
| フル運用代行 | 月額20〜50万円以上 | 店舗運営を包括的に代行 |
| 成果報酬型(コンサル込み) | 売上の5〜15% | 初期費用が抑えられる。月商が大きい店向け |
「コンサルのみ」は予算が限られている場合に選ばれやすいですが、実際の改善作業は自社でやる必要があります。リソースが社内にある場合は有効な選択肢ですが、リソース不足なら「代行込み」のほうが成果につながりやすいです。
楽天市場 運用代行の費用相場をもっと詳しく確認したい方はこちらも参考にしてみてください。
コンサル会社選びで後悔しないために、私たちが大事だと思うポイントをリスト化しました。
| 確認ポイント | OKの例 | NGの例 |
|---|---|---|
| 実績の具体性 | 「転換率が1.8%→3.2%に改善」 | 「売上が上がりました」のみ |
| 楽天の最新知識 | 2026年版アルゴリズムを説明できる | 「SEOが大事です」しか言えない |
| 担当者の継続性 | 担当固定・交代時の引継ぎあり | 担当が頻繁に変わる |
| レポート内容 | 施策の根拠・次の行動が明確 | 数字を並べるだけ |
| 契約の柔軟性 | 短期解約可・縛りなし | 最低12ヶ月・違約金あり |
コンサル費用を「コスト」として見るか、「投資」として見るかで、判断が変わります。
例えば、月商100万円の店舗に月額15万円のコンサル契約をして、売上が150万円になったとしたら?差額の50万円に対して15万円のコストは十分ペイできますよね。逆に、月商1,000万円の店舗が月額5万円のコンサルに頼っていても、改善余地を活かしきれないかもしれません。
「投資対効果」の視点で、自社の月商規模に見合ったコンサル費用を選ぶことが大切なんです。
「ECコンサル」とひとことで言っても、楽天市場だけを専門に見るタイプと、楽天・Amazon・Yahoo!ショッピングや自社ECまで横断的に見る総合タイプがいて、うちのチームは現場でこの違いをよく実感しているんです。依頼したい内容とコンサルさんの得意分野がズレていると、思ったような成果につながりにくいんですよね。
楽天専門コンサルは、楽天特有の検索アルゴリズムやRPP広告、季節ごとの大型セールの動きに強いのが特徴です。楽天の売上比率が高い店舗さんだと、専門コンサルの方が細かい部分まで踏み込んだ提案をもらいやすいと感じています。一方の総合ECコンサルは、複数モールやSNSをまたいだ全体設計が得意で、これから他モールにも広げたい・自社ECも育てたいという事業者さんには心強い存在ですよね。
どちらが優れているという話ではなく、今の事業フェーズに合わせて選ぶのがポイントだと私たちは考えています。「今の売上のほとんどが楽天から」という方は専門コンサル、「モールを横断して事業を伸ばしたい」という方は総合コンサル。最近は総合コンサルに全体設計を任せつつ、楽天の部分だけ専門コンサルに入ってもらう合わせ技を選ぶ事業者さんも増えてきた印象です。まずは自分たちの状況を整理してみてください。
楽天専門コンサルに何もかもお願いするより、得意な領域に絞って任せた方が費用対効果は上がりやすいと私たちは考えています。中でも、楽天の知識があるかどうかで差がつきやすいのがこの3つです。
この3つに共通するのは、楽天の"クセ"を知っているかどうかで結果が変わってくるということ。コンサル費用を投資として考えるなら、まずはここから任せてみてください。
楽天公式のECコンサルは「楽天内の情報を教えてもらう窓口」。外部コンサルは「実際の改善を進めるパートナー」——この役割の違いを理解した上で、外部コンサルを活用することをおすすめします。
費用相場は月額3〜50万円と幅があります。自社の月商規模・リソース・どこまで任せたいかによって、ベストな選択肢は変わります。まずは相談ベースで話してみるのが、一番失敗しない近道ですよ。
Q. 楽天の公式ECコンサルタントと外部のコンサル会社は何が違いますか?
A. 公式のECコンサルタントは出店プランに紐づいて担当がつき、モール全体の傾向やRMSのデータをもとにした方針提案が中心です。外部の支援会社は個別契約で、ページ制作や広告運用など実作業まで請け負う会社が多くなります。方針をもらう相手と、手を動かす相手。役割が違うので、両方を併用している店舗さんも珍しくないんです。
Q. 楽天のコンサル費用の相場はどれくらいですか?
A. 支援範囲と月の稼働量で決まるので、一律の相場で判断しないほうが安心です。アドバイス中心の顧問契約と、ページ制作や広告運用まで含む運用代行では、同じ「コンサル」でも金額の考え方がまったく変わります。見積もりを比べるときは、月額だけでなく「含まれる作業」と「別途費用になるもの」を並べて確認してみてください。
Q. コンサルに依頼すれば楽天の売上は伸びますか?
A. 売上は商品力・価格・在庫・レビューといった土台にも左右されるので、依頼すれば自動的に上がるものではないんです。ただ、判断材料が増えて改善の順番が整理されると、迷いながら使っていた広告費のムダは減りやすくなります。まずは数か月で何を検証するのかを決めて、見る指標をそろえてから始めるのがおすすめです。
Q. 契約前に確認しておくべきことは何ですか?
A. 確認したいのは、担当者が誰か(提案する人と実務を担う人が同じか)、月の稼働時間と作業範囲、レポートの頻度と中身、契約期間と解約条件、そして成果の定義です。「売上アップ」だけを目標に置くと評価がぶれてしまうので、クリック率や転換率、広告の費用対効果など途中の指標も一緒に決めておくと振り返りがしやすくなります。
Q. 自社運用と楽天のコンサル依頼、どちらを選ぶべきですか?
A. 商品数が少なく、社内で広告もページも回せているうちは自走したほうがノウハウが残ります。人手が足りない、広告費は増えているのに転換率が動かない、という段階になったら外部の目を入れるタイミングです。いきなり全部を任せるより、広告かページのどちらか、伸ばしたい一点から相談してみると判断しやすいですよ。
楽天・Yahoo!・Amazon・Shopifyのデータから、今週やることを根拠つきで。
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