META:ゴールデンウィークのEC売上を最大化するために、GW前〜当日〜GW後にやるべき施策を実務者目線で解説。楽天・Amazon・自社ECそれぞれの動かし方を具体的にまとめています。

EC広告費の正しい予算配分|RPP・SNS・外部広告のROAS別最適解

EC広告費の正しい予算配分|RPP・SNS・外部広告のROAS別最適解

こんにちは!トゥエルブのEC支援チームでマーケターをしている、ハルカです。

EC担当者さんから一番多く聞く悩みが「広告費をどこにいくら使えばいいかわからない」ということなんです。とりあえずRPPに全振りしてたら、気づいたら広告費率が15%超えちゃった…なんて経験、ありませんか?私たちも、よくご相談いただくんです。

2026年4月28日現在、EC市場はどんどん変化していますよね。今回は、売上フェーズ別の広告予算配分の考え方と、各媒体のROAS目標の設定方法を整理してみたいと思います!「広告費の使い方がモヤモヤするな」と感じているなら、ぜひ読んでみてくださいね。

「広告費の全振り」がEC事業を壊す理由

広告はECの売上を伸ばすための大事な要素です。でも、特定の広告だけに頼りすぎると、かえって事業が不安定になることがあるんです。

RPP一択が生む「広告依存体質」の構造

楽天などのモールで一番手軽に始められるのがRPP広告ですよね。すぐに効果が出やすいので、ついついRPPに予算を集中させてしまいがちなんです。

でも、RPPは検索キーワードに大きく依存しています。競合が増えたり、人気のキーワードの入札単価が上がったりすると、広告費がどんどん高くなっちゃうんです。私たちのお客様でも、RPPだけで売上を作ろうとすると、だんだんROASが悪化して利益を圧迫してしまうケースをよく見ますよ。

結果として、RPPなしでは売上が立たない「広告依存体質」になってしまうことがあります。新しいお客様を取り込む力が弱くなってしまうのが、本当に心配なんです。

広告費率の業界平均と危険ライン(数値で見る)

EC業界全体の広告費率の平均って、大体5%〜10%くらいと言われています。もちろん、扱う商材や利益率によって最適な数字は変わるんですけどね。

私たちが見てきた中で、「これは危険信号かも」と感じるのは、広告費率が15%を超えてくるあたりなんです。特に、粗利率が低い商材だと、10%を超えただけでも利益がほとんど残らない…なんてこともありえるんですよ。

広告費率が高すぎると、商品の価格競争力が失われたり、新しい商品開発やサービスの改善にお金を回せなくなったりします。そうなると、長い目で見てブランドを成長させるのが難しくなってしまいますよね。

広告を増やしても売上が比例して伸びない時期がある理由

「広告費を増やしてるのに、売上が全然伸びない…」って感じたことはありませんか?これは、広告だけでは解決できない問題が隠れているサインかもしれないんです。

具体的には、広告からの顧客獲得単価(CPA)がどんどん上がってしまっている可能性があります。例えば、RPP広告の場合、すでに商品を探している顕在層にはリーチしやすいですよね。でも、そこを攻めきってしまうと、それ以上広告費を増やしても、ターゲット層が枯渇して新規顧客が獲得しにくくなるんです。

また、広告でサイトに誘導できても、商品ページのデザインがイマイチだったり、価格が適正じゃなかったりすると、結局購入には繋がりません。広告はあくまで「きっかけ作り」で、その先のユーザー体験や商品の魅力が本当に大事なんですよね。

EC広告の種類と役割を整理する

広告を効率よく使うためには、まずどんな種類の広告があって、それぞれどんな役割を持っているのかを知っておくことが大事なんです。

モール内広告(RPP・PRオプション・スポンサープロダクト)の位置づけ

楽天やAmazonのようなモールでは、モール内で使える広告がいくつかありますよね。

モール内広告は、すでに「買いたい」という気持ちがあるお客様にアプローチできるので、ROASが高くなりやすい傾向があります。特にECを立ち上げたばかりの時期には、売上を早く作るために、このモール内広告に集中するのがおすすめですよ。

SNS広告(Meta・TikTok・X)の役割——認知か刈り取りか

モール外のSNS広告は、モール内広告とは少し違う役割を持っています。

SNS広告は、商品を知らないお客様に「こんな商品があるんだ!」と興味を持ってもらう「認知」が主な役割になることが多いです。もちろん、ダイレクトに購入を促す「刈り取り」も狙えるのですが、モール内広告に比べると、ROASの目標値は少し低めに設定しておくのが一般的だと感じています。

リターゲティング広告とCRM施策の違い

各広告のROAS期待値の目安

広告の種類によって、期待できるROASは変わってきます。私たちもお客様の状況に合わせて目標設定を変えてもらうことが多いんですよ。

* 期待ROAS:300%〜800%

* 目的:購買意欲の高い顕在層の刈り取り

* 期待ROAS:200%〜500%

* 目的:一度興味を持った顧客の再獲得

* 期待ROAS:100%〜300%

* 目的:潜在層への認知拡大、新規顧客獲得

これはあくまで目安です。商材の利益率や商品の単価、ターゲット層によって大きく変動します。特にSNS広告は、認知を目的とする場合、最初はROASが低くてもOKと割り切って運用することも大事ですよ。

フェーズ別・広告予算配分モデル

EC事業の成長フェーズに合わせて、広告予算の配分を戦略的に変えていくことがすごく大事なんです。うちのチームでも、お客様の状況に合わせて常に最適なプランをご提案していますよ。

立上期(月商〜100万円):まずモール内広告に集中する理由

ECを立ち上げたばかりの時期って、とにかく「売上を作る」ことが最優先ですよね。まずはモール内広告に集中して、購買意欲の高いお客様を確実に獲得していくことをおすすめしています。

* モール内広告は、すでに商品を探している人にアプローチできます。

* 比較的早く売上に繋がりやすいんです。

* 限られた予算の中で、まずは効果を最大化したいですよね。

* 費用対効果の高いモール内広告から始めることで、安定したROASを目指しやすいんです。

* モール内での販売実績は、レビューやランキングに繋がり、SEO対策にもなります。

* これが次の成長に繋がる土台になるんですよ。

この時期は、まずは「売れる」という成功体験を積み重ねていくことが大切なんです。

成長期(月商100〜500万円):SNS認知を加えるタイミング

モール内広告で月商100万円を超えてきて、「そろそろ伸び悩んできたな」と感じ始めたら、SNS広告を視野に入れるタイミングです。

* 顕在層を刈り取りきってしまうと、それ以上は伸びにくくなります。

* 新しい顧客層にアプローチしていく必要があるんです。

* Meta広告などで、商品に興味を持ちそうな層に広くアプローチします。

* 認知度を高めることで、将来的な購買にも繋がっていくんですよね。

* SNSは、単なる広告だけでなく、ブランドの世界観を伝えられる場所です。

* 共感してくれるファンを増やすことで、LTV(顧客生涯価値)も上がりますよ。

このフェーズでは、モール内広告で売上を維持しつつ、SNS広告で新しいお客様との接点を増やしていくのがおすすめです。

安定期(月商500万円〜):外部流入とCRMのバランス設計

月商500万円を超えて安定してきたら、さらにバランスの取れた広告戦略が求められます。

* モール内広告だけでなく、自社ECサイトへの外部流入も強化します。

* モールに何かあった時でも事業が揺るがないよう、リスク分散が大事ですよ。

* 一度購入してくれたお客様を大切に育てるフェーズです。

* リピート購入を促すことで、広告費をかけずに売上を伸ばせますよね。

* ECはキャッシュフローが命でもあるので、効率の良いCRMは本当に大切なんです。

* サイト訪問者やカート放棄者へのリターゲティングを強化します。

* 取りこぼしをなくすことで、広告効果をさらに高めていけるんです。

この時期は、新規顧客獲得と既存顧客育成の両方にバランスよく投資することが、持続的な成長には不可欠だと感じています。

フェーズ別配分比率テーブル(モール内/SNS/リターゲ/CRM)

EC事業のフェーズに応じた広告費の配分比率を、モデルケースとしてまとめてみました。これはあくまで一例なので、あなたのECに合わせて調整してみてくださいね。

売上フェーズ月商目安モール内広告 (RPPなど)SNS広告 (Meta/TikTok/X)リターゲティング広告CRM施策
**立上期**〜100万円70%〜80%10%〜20%0%〜10%0%
**成長期**100〜500万円50%〜60%20%〜30%10%〜15%5%〜10%
**安定期**500万円〜30%〜40%30%〜40%15%〜20%10%〜15%

※CRM施策は厳密には広告費ではないですが、マーケティング投資として予算配分に含めています。

※広告費全体に対する比率として考えてください。

私たちのチームでも、この比率をベースにしながら、お客様の商材特性や目標ROASに合わせて細かく調整を行っています。定期的に見直すことが本当に大事なんですよ。

ROAS目標の正しい設定方法

広告費を効果的に使うには、ROAS(Return On Advertising Spend:広告費用対効果)の目標を正しく設定することが欠かせません。

ROASの計算式と「何倍あれば黒字か」の逆算

ROASは「広告費に対してどれだけの売上があったか」を示す指標ですよね。

計算式はとってもシンプルなんです。

ROAS (%) = (広告経由の売上 ÷ 広告費) × 100

例えば、広告費10万円で売上が30万円なら、ROASは300%になります。

そして、このROASが「何倍あれば黒字になるのか」を把握することが本当に大切なんです。これは、商品の粗利率(売上から原価を引いた利益の割合)から逆算して求められますよ。

例えば、粗利率が30%の商品があったとします。広告費を回収するためには、売上が広告費の何倍必要かというと…

限界ROAS = 1 ÷ 粗利率

なので、1 ÷ 0.30 = 約3.33倍(333%)が、最低限必要なROASということになります。これより低いと、広告を出せば出すほど赤字になってしまうんです。

商品の利益率別・最低限必要なROAS早見表

商品の粗利率によって、黒字を維持するために最低限必要なROASが変わってきます。

粗利率限界ROAS (目安)
20%500% (5倍)
30%333% (約3.3倍)
40%250% (2.5倍)
50%200% (2倍)
60%167% (約1.7倍)

あくまで「最低限」必要なROASなので、これより高いROASを目指していくことが、利益を増やすためには大事ですよね。私たちも、お客様の利益率をまず確認して、現実的なROAS目標を一緒に立てるようにしていますよ。

RPPのROASが低い時に確認すべき3つのこと

RPPのROASがなかなか上がらない…というお悩み、本当によく聞きます。そんな時、まず確認してみてほしいことが3つあるんです。

  1. キーワードの選定は適切ですか?

* 本当に商品を探している人が使うキーワードを選べていますか?

* 競合が激しいビッグキーワードだけでなく、ニッチなキーワードも試してみてください。

* 楽天RPP入札戦略でも詳しく解説しているんです。

  1. 商品ページは魅力的ですか?

* 広告から流入しても、商品ページで「買いたい!」と思わせられなければ意味がありません。

* 写真、キャッチコピー、商品説明、レビューは十分ですか?

* 特にスマホでの見やすさは、本当に大事ですよ。

  1. 価格競争力はありますか?

* 類似商品と比べて、価格は適正ですか?

* 送料込みの価格やポイント付与も考慮して、お客様が魅力的だと感じるか考えてみてください。

RPPは、お客様が目的を持って検索しているからこそ、商品ページや価格の魅力がダイレクトにROASに影響するんです。

ROAS改善より「商品ページ改善」が先な理由

「ROASが悪いから広告を止めよう」と考える前に、まず「商品ページを改善しよう」と考えてみてほしいんです。

なぜなら、いくら広告費をかけてお客様を連れてきても、その先の「商品ページ」で魅力が伝わらなかったら、結局は離脱してしまいますよね。それは、広告費をドブに捨てているのと同じなんです。

* 商品ページの質が高いと、サイトを訪れたお客様が購入してくれる割合(CVR)が上がります。

* CVRが上がれば、同じ広告費でも売上が増えるので、結果的にROASも改善されるんです。

* 商品ページは、一度改善すれば広告を出すたびに効果を発揮してくれます。

* 広告運用と並行して、常に商品ページの改善に取り組むことが、EC事業を伸ばす上での基本中の基本だと感じています。

広告の改善はテクニック的な要素も大きいですが、商品ページ改善は、ブランドの根本的な魅力度アップに繋がる、すごく本質的な投資なんです。

広告費削減より「使い方」を変える

広告費をいきなり削減するのではなく、まずは「使い方」を見直すことで、費用対効果を大きく改善できることがあるんですよ。

広告費を削るより「効率を上げる」アプローチ

「広告費を削減しよう!」と聞くと、ちょっとネガティブに聞こえちゃいますよね。でも、大切なのは「効率を上げる」ことなんです。

* まずは、ROASが低い広告や、CPAが高い広告を特定してみましょう。

* 思い切って停止したり、予算を大きく減らしたりする勇気も必要です。

* 同じ広告費でも、広告文や画像、動画が違うだけで反応は大きく変わります。

* A/Bテストを繰り返して、最も効果の高いクリエイティブを見つけていくことが大事です。

* SNS広告などで、ターゲット設定が本当に合っているか定期的に確認してみてください。

* 除外ターゲティングをうまく使うことで、無駄な広告費を抑えられますよ。

闇雲に広告費を削るのではなく、効果の低い部分を見つけて改善していくことで、結果的に広告全体の効率を上げられるんです。

季節・イベントに合わせた広告予算の動かし方

ECでは、季節イベントやセール期間が売上の大きなチャンスですよね。その時期に合わせて広告予算を柔軟に動かすことが、売上を最大化する鍵なんです。

* 例えば、母の日や父の日、クリスマスなどのイベント前は、SNS広告などで「この商品を贈ろうかな」と検討している層に広くアプローチするのが効果的です。

* 「もうすぐイベントがあるよ!」という情報を発信して、購入を検討してもらう準備期間を作るんです。

* イベントが近づいてきたら、RPPなどのモール内広告やリターゲティング広告の予算を増やします。

* 「今すぐ買いたい!」というお客様を逃さないよう、確実に購入に繋げる体制を整えましょう。

メリハリをつけて予算を配分することで、イベントごとの売上をぐっと伸ばすことができるんですよ。

楽天スーパーSALE前後の予算配分の実例

具体的に、楽天スーパーSALEを例にとってみましょう。私たちのお客様の事例を元にした一般的な動きだと、こんな感じなんです。

* モール内広告(RPP): 通常運用を維持しつつ、SALE開始直前にキーワード入札をやや強めることもあります。

* SNS広告: SALE予告クリエイティブを配信し、興味関心層に広く認知を促します。「〇〇日からセールが始まります!」と告知することで、見込み客の期待感を高めるんです。

* モール内広告(RPP・PRオプション): 予算を大幅に増額し、入札を強化します。この期間は購買意欲が最高潮なので、徹底的に「刈り取り」に集中します。

* SNS広告: セール中の商品や割引率を強調した広告を配信し、モールへの誘導を図ります。

* リターゲティング広告: SALE中にサイトを訪れたけれど購入しなかった人、カートに商品を入れたままだった人に対して、もう一度広告を配信します。

* SNS広告: セールで買い逃した人向けに、「残りわずか」や「今ならまだ間に合う」といったメッセージで再アプローチすることもあります。

このように、イベントの進行に合わせて広告の種類や予算配分を調整していくことで、最大限の効果を引き出すことができるんです。計画的に準備を進めることが本当に大事ですよ。

まとめ:広告は「投資」として管理する

今日の記事で、EC広告費の予算配分やROASの考え方について、少しでもヒントを見つけていただけたら嬉しいです。

月次で広告費率をモニタリングする習慣

広告は単なる「費用」ではなく、「未来の売上を作るための投資」だと考えてみてください。だからこそ、その投資が正しく機能しているかを定期的に確認することが、EC事業の健全な成長には欠かせません。

* 広告費、広告売上、ROAS、広告費率、CPA…これらの数字を月次でチェックする習慣をつけてみてください。

* 「今月は広告費率が上がりすぎちゃったから、来月はどこを見直そうかな」というPDCAサイクルを回すことが、本当に大事なんです。

* 特定の広告だけを見るのではなく、EC事業全体の視点で広告の効果を評価しましょう。

* 私たちうちのチームでも、お客様と一緒に毎月しっかりモニタリングして、戦略を調整していますよ!

広告を上手に使いこなすことで、あなたのEC事業はもっともっと成長できるはずです。

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