今日はECコンサルタントとしての記事。楽天市場に出店すると、どうしても付いてくるのが広告戦略。特に何もわからないと担当のECCから純広告やりませんか?とか、RPPまずは回してみましょうとか、色々販促に対してアドバイスのようなお金使ってくれ的な話が来ます。
昔と違って楽天市場の純広告は威力そこあれROASが悪い。当然ですよね。昔からある広告をさらに枠を増やして販売している訳です。そんな純広告をやる前にまだまだ最初にやるべき事があるよって話なんです、今日は。
まず楽天市場の広告「RPP」をおさらいしましょう。
RPPは楽天市場の検索窓であるキーワードで検索した時に上位表示させるリスティング広告。とは言ってもお金を書ければ表示される訳でなく、ちゃんと商品ページにそのキーワードが入ってないと表示されない。財布でRPPを掛けたい場合、自分のお店の商品ページに財布と言うワードがちゃんと含まれている事が最低ライン。
RPPはその広告をクリックしてもページのPVとして加算されるし、当然売り上げが経てばCVRも計測。自動的にSEOの初歩的な対策としても役に立つ。
こちらも「クーポンアドバンス」をおさらいしよう。
クーポンアドバンスもRPP同様にスタートさせたからと言って表示される訳でなく条件があります。「一度その商品に訪れた人」がメインとなる為、いきなり知らない人にクーポンアドバンスが出る訳でも無いんです。
またクーポンアドバンスには設定が3段階あって「高」「中」「低」とあり、それぞれ値引き率を自動で計算してユーザーに表示させます。経験上、「高」は9.4%の値引き率だったとしても、運用してみると6%~7%で推移する可能性が高い。
クーポンアドバンスは検索の一番上に表示されるので検索ユーザーが取れると思いが1だけど(間違いでもないけど)一番はCVRの数値を改善させる為の手段となる。
RPPは検索で上位表示させる効果があるし、クーポンアドバンスと違ってクリック課金なので、商品自体の値引きは無い。
クーポンアドバンス(以降CA)はCVRの数値を良化させる効果がある。しかも値引き付きだし、一度商品ページを踏んだ人に表示をさえる効果がある。という事は….
上記を踏まえてRPPでとにかくCPCを安く沢山クリックをさせる事をし、クーポンアドバンスでその後追跡させる。そうする事によりRPPで取りこぼしたユーザーに数日間にわたって追跡し購入させるという効果がある。
クーポンアドバンスは効果的で別にRPPでなくても楽天スーパーセールの時にはクーポンアドバンスをかけて置き、スーパーセール後もちゃんと戻ってくるように仕掛けが出来るのがクーポンアドバンスとなるんです。
効果的な運用方法としては、最初は全商品を一律のCPCで運用。出来たら25円からスタートし、30円、40円、50円として行きたい。ゴールとしては50円。そこでパフォーマンスレポートを見て売れてる商品を抜粋、その商品が売れそうなキーワードを探してキーワード指定に移動。
これを繰り返し、売れ筋商品がおおよそキーワード指定に移動したら、全体設定のCPCを25円に落とす。そうする事で売れ筋の売り上げはそのままかアップするし、他のROASの悪い商品でのRPPコストを下げる事が出来る。
除外商品設定もマメに行う事。
戦略としては…
一見逆と思われがちだけど、イベント時にはしっかりRPPをかけてサイト訪問を多くする。イベントなので購入はされやすいし、人が来ている時にアプローチする事でページのPVも稼げる。
イベント無しの時などはクーポンアドバンスを少し強めにして、少ない客数でもCVRして貰えるようにする。ほとんどのお店はマラソン時やスーパーセール時にポイント変倍も書ける店舗が多い。という事はイベント時にクーポンアドバンスを並行するとコストがかなりかさむ。
詳しくは別記事で書きますが、楽天で大事な事はまずキーワードを入れる。
Googleと違いらくてんのSEOは結果が速い。上手くすれば翌日には順位が50位アップ何てこともザラにある。出来たら楽手のRMSから見れる検索順位は毎日エクセルにまとめてグラフ化したい。それにより変化が目に見えてわかるので対策が立てやすい。
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