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中小企業は楽天市場と独自ドメイン、どちらに出店するべきなのか?

#EC攻略Blog

こう見えても結構やりてECコンサルタントなんです。「こんな時代だからこそ我が社もECサイトを」なんて考えてる中小企業の社長も多いのではと感じています。特にテクノロジーへの参入はいつになっても遅いという事はありません。

今回の内容は、100社あれば100社必ず議題に上がるであろう「楽天市場出店と独自メインサイト」はどちらが良いのか?両方出す場合はどう言った手順で出せばいいのか?と言う所にフォーカスします。

全く違うマーケットを理解する!

僕個人としての今日の答えは「中小企業なら楽天市場」で「大手企業なら独自ドメイン」が答えだと思っています。その答えの深堀は後からしますが、楽天市場と独自ドメインのマーケットの違いを理解する必要があります。マーケットと言うと大げさですが、購買層の違いと言えばいいですね。

楽天市場に出店するメリット

これは集客力です。後にも先にもコレです。僕が過去担当していた企業さんは出店3ヶ月で月商500万を超えています。楽天に出店した時点でユーザーからは購入しても大丈夫と言う安心感を与えてくれますし、何よりショップのデザイン等がちゃんと出来てない状態でも売れるのが凄い所なんです。

その位、楽天市場の集客力と楽天が囲っているユーザーは楽天慣れしていますし、この状況は2020年も変わっていません。むしろ年が経つ連れて、新規店舗は売れやすくなっている感じすらします。

また独自ドメインを検討する企業様の場合、コストが安く済みそうという気持ちでいる人も多いと思いますが、実はそうでもないです。それらを考えると、みんななんだかんだ言って楽天に出店しているのがわかると思います。

▼ 簡単に楽天市場に出店するメリットをまとめると

  • 集客を自分でやらなくていい
  • 最初からある程度売れる
  • 出店3ヶ月で500万も
  • サーバー保守などが不要
  • 個人事業主でも十分戦える

独自ドメインでECを始めるメリット

先に書いておくと、独自ドメインのほうがコストが安いからで選ぶと絶対痛い目を見ます。ですのでコストで考えた場合、楽天でも独自ドメインでもなく、YAHOO!ショッピング一択で良いと思います。

独自ドメインの良い所は楽天と違って価格競争に巻き込まれない所です。大企業が楽天に出店する場合、必ず以下の事が問題で思うように売れないです。

卸先の兼ね合いで値段が下げられない

この問題は本当に皆さん、壁となります。それでも出店してくる企業さんって同じ事を言うんですよね?正直って、こんな問題は社内調整なのでコンサルタントにどうこう言われてもどうにもなりません(笑)

そう言った問題を抱えにくいのが独自ドメインのECサイトのなのですが、それ以外にも独自機能を盛り込みやすいです。そう言った意味で凄く独自ドメインでネットショップを開くのは魅力的ですが、反面凄くコストがかかりますのでご注意くださいね。

▼ 簡単に独自ドメインでECサイトを作るメリットをまとめると

  • 基幹システムの繋げる
  • オリジナル機能が作れる
  • BtoBなどの卸サイトも併設出来る
  • 価格競争にならない

楽天市場とYAHOOショッピングの売り上げ比率

  • 楽天とYAOOは3:1
  • 楽天とアマゾンは4:1

楽天市場で月1000万取れる店舗さんだとYAHOOなら300~400万程度。アマゾンだと200万~250万程度の月商となります。一概にこれに当てはまる訳ではないですが、70%近くの企業様はこの形式になる傾向にあります。

YAHOOショッピングも数年前のEコマース革命で出店料や販売手数料は無料となっておりますが、なんやかんやでPRオプションやストアマッチ等の広告費は一定額必要です。むしろ楽天よりもシビアかもしれません。

ECサイトはコストで選ぶと失敗する!

が過去に担当していた企業様で多かった出店形態がこんな感じ。

  • 楽天市場
  • YAHOOショッピング
  • Amazon
  • MAKE SHOP、またはEC-CUBE

鉄板と言って良い程の流れだと思います。この出店数でMAKE SHOPが売れていた事を見た事が無いです。ネットの集客って今その位難しいんですよ。むしろちょっと広告高くても、簡単に自店に人が呼べる楽天は凄いし楽です。

逆にコストが安いからと言って気軽に独自ドメインのECを作ると面倒です。データが雑に保存されたり、本店はあるけど、リソースが楽天に取られるので情報がずれて、ユーザーからクレームが入る等。

全部出店するとしたらどの順番?

  • 楽天市場
  • YAHOOショッピング
  • Amazon
  • MAKE SHOP、またはEC-CUBE

正にこの順番です。

理由としては、楽天市場で色々運営に慣れていきます。データもたまりますし、この時点でWMSなどの倉庫との連動も作っておきます。それが出来たらCSVデータあるので、YAHOOショッピングですね。

アマゾンは売り上げこそ高くないですが、放置でもある程度売れるのでコスパで見ると最高です。ですが、在庫連動がしにくいケースがあるので注意。

これらの事が全部終わった後に独自ドメインです。なぜかと言うと集客出来ないからなんです。楽天やYAHOOで頑張って知名度上げて、最後に独自ドメインでほかの店舗より安い価格で販売。明確にショッピングモールから本店にリンクは出来ないので、その流れで自然と独自目ドメインに持っていきます。

独自ドメインではSEOサイトを別に立ち上げないと、間違いなく売れないです。と言うか人が来ないです。それでも良ければ独自ドメインを作りましょう!お金を掛けられる企業様は別ですけどね。

まとめ

ECサイトはやはり企業としては持っておいた方が良いと思います。それは今回のコロナの件でどの企業様も痛感したはず。リアル店舗は恐怖でしかない状態の中でECは当然伸びてるんです。このタイミングで出店考えましょう!

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