ECコンサルタントの仕事をしていると、本当に色々なお店に出会います。1カラムの商品ページや、画像とテキストだけの商品ページ。レスポンシブのデザインを採用しているお店もあれば、いまだにレフトナビの昔ながらのショップも多いですね。
今日は、ECコンサルタントの立場として、ECサイトのUI/UXの話です。UIはユーザーインターフェイスの略です。UXはユーザーエクスペリエンスの略です。
「Experience:エクスペリエンス」が「体験、経験」と訳せるように、UXは「人がモノやサービスに触れて得られる体験や経験」のことです。
https://digitalidentity.co.jp/blog/ad/uiux-design.html
僕なりの言葉でUI/UXを簡単に説明すると、お店の設計が買い物するユーザーに親切に作られてるか?と言う事です。
UI/UXと聞いて横文字に拒否反応が出る人もいるとおもいますが、わかり易く書きますので最後まで読んでいってくださいね。
ECコンサルタントとして、ユーザー目線でも使いやすいお店とは何かをまとめていきます。ここで大事なのは作りての気持ちは関係ないと言う事。どれだけユーザーが買い物しやすいサイトなのかを考えましょう。
自分のお店を買い物するユーザーの目線でちゃんと見てみてください。実は出来てないお店が本当に多いです。特にスマホサイトは、如何にクリックが少なく購入まで行けるか?が勝負です。
この導線が3クリックです。どのページからでも3クリックで購入まで行けるがベストです。特に楽天市場やYAHOOショッピングの店舗運営者は気を付けてくださいね。売れてないお店ほど出来てないです。
最低でも上記の情報は必要ですよね。特に配送のタイミングと配送料。使える決済はカート周りに欲しい所。この情報を載せる載せないでCVRが変わってきます。
特に能動的なユーザーの為に設置してあげてください。
能動的とは何かの商品を探しに来てる人です。特にこれを買おうと思ったユーザーに対しては有効ですし、ないととても不憫に感じてしまいます。
検索まどの能動的ユーザーに対して、今度は受動的な買い物ユーザーの為の施策です。実はこのカテゴリーの切り方が凄く下手なショップが多いですね。特に同じようなアイテムでも、完全に使用用途が違う物は別のカテゴリーに設定してあげてください。
Tシャル
長袖Tシャツ
一見同じようなアイテムですが、購入する季節が違います。また、長袖を探しているのに半袖が出てくるのもサイトの使い勝手は悪い印象ですよね。
流入キーワードからカテゴリーを考える
一番良いのは、自分のサイトに来ている検索ワードからカテゴリーを組んでいくのが一番。です。特に楽天市場やYAHOOショッピングはカテゴリーがURLに含まれていないので、途中で勝てもOK。
流入が多い検索ワードがそのままカテゴリーにあり、そのカテゴリー内にはユーザーが探しているのものがしっかり並ぶ。これがベストです。
ネットショップを自分で運営する時、どうしても商品や価格、または広告などの露出面に目が行ってしまいます。ですが、このサイトの構成ってすごく大事なんです。
僕が過去にやってみた施策として、スマホユーザーに向けてセット商品を値下げ無しで作りました。
通常2個の商品をスマホから買おうとしたら、その分クリックが増えます。その手間だけを軽減させるために、よく買われる2商品を同じページで購入できるようにしただけで、その商品の売り上げが上がりました。
その位、サイトの使い勝手は大事なんです。仮にその商品を売っているお店があなたのお店だけなら話は別ですが、ワンクリックで元の検索結果のページに戻られてしまいます。テレビのチャンネル争いと同じです。
商品力×価格力×UI/UX = CVR
だと僕は思います。
最後にちょっとまとめますが、ネットショップの売り上げは一気に上げるではないです。お客さんが買わない理由をなくして行く事が一番確実で信頼されるショップになります。
送料が他店に負けていれば、配送業者と交渉をして送料を他店に合わせる。価格が高ければ価格を下げる。他店に比べて商品情報が少なければ、より詳細な商品情報を追加する。
こういった努力が売れるネットショップを作ります。ECコンサルタントをやっていると、まるで魔法でも使って売れるようにしてくれ!と言う方がいますが、無理です。
だからネットショップは面白いんですよね。
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