クライアント様とよく話をしていて感じるのが、意外と知られていないネットショップの在庫連動システム。僕もメーカーで働いているとき、使ってない企業も結構ありました。
そもそも在庫連動システムって何?と思う人も多いと思うので、今日の記事では複数のネットショップ運営者には必須の在庫管理システムについてまとめておきます。
ここでは、在庫連動システムについて簡単にまとめて行きますね。在庫連動システムはその名の通り、複数のネットショップの在庫を管理してくれるもの。でも単に在庫連動以外でも出来る事があるので、その辺りもご説明します。
今回は基幹システムを持っている企業様にもわかりやすいように、連携の流れも書いてみました。でも中小企業様などは基幹を持っていない場合もありあすね。なのでその場合、基幹システムを外して考えてみて下さい。
在庫連動システムで出来る事
ちょっとわかりにくい部分があると思うで説明しますね。
在庫連動システムは、上記の画像のように、在庫連動システム自体にある商品の在庫を5と入れると、各モールや独自ドメインサイトの在庫に5を反映してくれます。
店舗Aでその商品が1個売れて残りが4個になった場合、数分ごとにその数を各ショップサイトに共有してくれる優れものです。
Aと言う商品の在庫が3個になった場合、仕入れまで時間がかかるので早く発注をしたい。そう思う場合にもこの在庫管理システムが便利。
自動で発注メールを投げてくれるシステムもあるんです。週末に残在庫が3個になった。そんな場合も見逃さす発注メールを自動出かけてくれるので発注漏れが防げます。
当然、上記のような場合以外でも、人力でやるとミスが起きるからシステム化したいという人にもおすすめですね。
最短で3分とか5分だったと思います。(詳しくは忘れちゃいました…)
この設定も10分おきとか、1日1回とかの設定が可能です。
楽天市場でスーパーセールがあるからとか、独自ドメインサイトが一番利益率が高いからなどの理由で、残りの在庫が5個を切ったら全て楽天のみ取るなどの設定も可能。
また、同タイミングで売れた場合、どのお店を優先するか?などの設定も可能。これを使う事で売りたいお店でより優先して販売する事が可能ですね。
これは便利しました。
在庫管理システムってそのシステムの中に商品マスターを僕たちが作るんです。複数のネットショップを運営しているときに凄く面倒だった商品登録が劇的に楽になります。
在庫管理システムを導入した場合、商品登録は在庫管理システムに登録します。事前に各モール連携しておけば、あとはボタン1つで各モールに商品登録をしてくれます。
(ただ、その場合、事前に楽天市場のこの項目はYAHOOショッピングのこの項目にするなどの設定は必要です。)
でも、最初に設定をしておくだけなので、それでも楽な事に変わりないですよね。僕は凄く楽でしたね。
各企業のサービスによりますが、1店舗あたり5000円から1万円程度。また、店舗アカウント数で課金するケースもあれば、全体の受注数などで金額が決まるケースもあるので検討が必要ですよ。
参照:ゴクーシステム
パッと見、楽天のRMSに見えますが、ゴクーシステムと言う会社の管理画面です。このゴクーシステムは楽天市場でお店を出している場合かなり便利。
ざっとこんな感じです。
在庫連動システムを導入する際、会社で商品IDなどが決まってなく、各モールやショップでバラバラな企業様はたぶん苦労します…。
でも商品IDなどがしっかり決まっていて、どのショッピングモールでも同じIDで運営してる場合は比較的簡単です。(普通はきまってるんですが、僕の会社は決まってなかったんです)
連携も2パターンあって、安価な方はFTPをつなぐもの。要はCSVを在庫連携システムから自動で掃き出して、これまた自動で各ショップに吸い上げるパターン。
もう一つはAPIと言うプログラムを使いものです。こちらはショッピングモールやショッピングカートによってはカスタム料金かかります。
在庫連動システムを導入するメリットとして、単なる在庫管理だけでなく、スタッフにはもっと大事な作業をしてもらったり、人的ミスの軽減です。在庫の管理なんかは出来るかぎりシステムにまかせて、社内の人間にはどうやったらもっと売れるのか?などの考える時間を与えてあげてください。
企業によっては月額1万を出し渋る所も多いですが、よく見るとそういう会社ほど社内リソースを無駄に使ってる感じがします。
では検討してみて下さいね。
ECコンサルや店舗運営、
どんな事でもお気軽にご相談ください。
商品開発からのご相談もお受けしております。