2020年も気が付くともう残り1ヵ月半じゃないですか。今年はコロナのせいで4月から在宅勤務、その後は出勤と在宅の半々で大変でした。また、今年ほど記憶が無い年も無かったです。
でもネットショップを運営する人達にとってはそんな事も言ってられないです。今年最後の楽天スーパーセールがやってきますね。
今日は、お店の運営者側の目線で、僕が各企業の店長をやっていた時、こんな事をやって楽天のスーパーセールで売り上げを取りに行った、と言う経験話。
ここでは、実際に僕が企業のEC担当だった時に試して見た楽天スーパーセール対策をご紹介していきます。
当時販売していた商品はスーツケース。商品ページ数は300商品近く。この300商品近くを全てセールサーチにかけました。
楽天を運営してる人ならわかると思いますが、楽天のスーパーセールの検索結果にだすには事前に楽天の審査が必要。その為、セールに全商品をかけると約1週間程度、商品が売れない状態となる。全商品セールサーチの結果
いつものスーパーセールは50商品から100商品程度のセールサーチ。それに比べると約2倍程度の売上増。なのでセール商品を増やした分、結果として売り上げも大きく伸びた。
ただ予想外の事として、当時の社長がセール前に売り上げなさ過ぎて不機嫌に…。あれだけ皆で話して決めて、売上も伸びたのにスタッフのテンションは下がる一方。(経営者の人、こういう事はやめて下さいね^^)
これは革製品を楽天市場で販売しているときの話。面白い事をやりたいね!とみんなで決めた結果、集客もかねて売れ筋商品を1商品だけ1円で販売しようというもの。
当時は楽天スーパーセールとかお買い物マラソンではGOLDサーバーに専用のLPを作っていた。クーポンは2週間前くらいから作っておいて、お客さんを事前に誘導、クーポンを取得してもらう。
当時は1万5000円程度の革製品(原価は15%)を1円で販売だったので、お得感はあった。1円クーポンの結果
この1円クーポンのメリットは楽天スーパーセールスタート時にアクセス画とれる点。また、想定以上にユーザーが集まったみたいで一瞬で終わった。その後、その商品は検索でぐっと上がり、いつもより売れたのが良かった。
想定外だったのは、意外とクレームもあった。クーポンが使えなかったとか、難癖をつけて同じ商品を1円で売れとか。(当然対応はしてない)
楽天のスーパーセールで開始早々タイムセールをやって、一気に検索を上げて爆売れ大作戦という事で、20時スタートのスーパーセールに対して、20時から22時までショップの人気商品のタイムセール。
このあたりの施策は誰でも思いつくかな?この施策は結構昔にやったもの。この時知ったけど、セールにセールをかぶせてもあまり意味が無いという事。2時間タイムセールの結果
楽天自体がセールをやっていて50%オフと言っているのに、それ以下の値下げ率でセール対応をしてもあまり効果が無い。それは30%と言う値下げ率がスーパーセールに対して魅力的に映らないから。
やるなら最低でも50%オフにする必要があったように感じた。
ユーザー心理を考えると、少しでも多くのお店を見てお買い得商品を見つけたい所。そんな中、小手先の戦略で工数を使うなら、その分還元して販売する事が一番売れると感じた。
単純に上の事が出来ればまず売れる。変に凝った事をやるよりも、少しでもユーザーに還元して、買ってもらい、お店のリピーターとして育てる。
楽天のスーパーセールで利益確保は難し店舗もあると思う。なので、ギリギリの所をついて、あとは今後の戻りに期待。
セールで売れてくれれば楽天サーチのSEOもメリットあるし、何より商品エージが強くなる。そしてその後意外と売り上げが落ちる事無く伸びていく。
そう考えると、セールで多少還元しても売り上げを立てれば、それはそれでおいしいという話。
最低限、上記の事は振り返ろう。特に③ね。ショップ内はちゃんと巡れるように導線はしっかりしているかどうか?ここは本当に大事だから見直して。
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